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日本泳法 ポップアップ
---水との対話---
【#48】発想の転換
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。
新しく発想を変えたらどうなるかと言うオヨギの話です。
次の言葉を座右の銘として発信します。
■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■
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先週の日曜日に高松城のお堀で泳ぐ会(初代藩主松平頼重公追悼游泳会)がありました。
私達の小池流と神伝流、水府流の皆様が参加されました。
高松城のお堀は海水が入っています。今年も非常にきれいな水で水温も暖かく、楽しく気持ちよく泳ぐ事ができました。
皆様のオヨギを拝見していますと、日頃真水で練習されている方々は海水で浮きすぎて苦労をされていたように思いました。
身体のバランスを取るには私が主張している肩を中心とした振り子をうまく使えばよいのですが。
横体でも船底をうまく作って、肩を中心にした振り子を作れば扇足が水上に出ることはありません。
さすがに、水任流の方々は慣れた様子で泳がれました。
このように身体の浮き方が違うと言う事で、川のオヨギである水府流が高松の海で変化したことは納得が行くと言うものです。
小池流では海のオヨギを主に川での変化も永い歴史の中で取り入れています。
特に平游での足使いは水面との角度が大きく、波があっても充分な推進力を得られるようにしています。
実際、現在主流の競泳用ブレストの足使いを海で行った時に蹴った足が水上に出てうまく泳げなかった経験があります。
横泳ぎの受け足についても波があると足先が水上に出てしまいます。
これを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?
ズバリ、身体の向きを左右逆にすればよいのです。これは自らの経験から言えることです。
水任流で使っている足使いは「逆扇」と呼ばれていますが、それは水府流、神伝流などの扇足の使い方と違うからです。
逆扇とは水面に近い方の足が受け足で煽るための足です。
この足で煽ると足先は水中に下がるので、どんなに乱暴に煽っても足先が水上に出ることはありません。
水戸から高松に来た人達は海水で身体が浮きすぎて戸惑ったでしょうし、本来の横泳ぎをするのに困ったのではないかと思います。
水戸にも逆扇の技術はあったようです。水府流で「天馬」といわれる泳ぎ方は逆・順の煽りを繰り返して使っているようです。
水任流の平泳も別名漂い泳ぎと言うように、水の浮力を最大限に利用して泳ぎ、水面との角度も大きいものになっています。
その中から肘抜手泳や棒抜手泳といった水戸には無い泳ぎ方が生まれたのではないでしょうか?
武士の歩き方のナンバと言う考え方は大小の刀を差した武士であるから、和服を着ているから必要な歩き方でした。
ナンバの歩き方を使ったような肘抜手泳や棒抜手泳の名称は高松藩初代松平頼重公が移封された時に随伴した今泉八郎左衛門盛行が藩主に奉呈したと言われる十二ヶ条に見られます。
明治になって星野平次郎が書いた水任流游泳録(写本)には江戸深川水泳所で重要視された上様抜手泳は肘抜手泳と同じだと書かれています。
水戸の水府流には同じようなオヨギが無いと思われますので、どこかで独創的なものが入ったのでしょう。
これらのナンバオヨギにも通じる逆扇足は真に環境によって変化したものだと思います。
○○○ 今日の一言 ○○○
全ての達成の始まりは願望である。弱い願望は弱い結果をもたらす。(ナポレオンヒル)