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日本泳法 ポップアップ
---水との対話---
【#45】技術編その16=平泳ぎの基本
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。
今までの経験による日本泳法の技術論をお話します。
これは経験によるもので流儀の主張に偏るものではありません。
従って流儀の約束事などとは違う事もあるかと思いますので悪しからず。
次の言葉を座右の銘として発信します。
■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■
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カエル足の平泳ぎは現在能島・観海・小池流で基本として用いられています。
この平泳ぎは長時間を泳ぐのに適しています。
従って戦前日本海軍でもこのカエル足平泳ぎが採用され、観海流や能島流から指導に出向かれたようです。
私の子供の時はカエル足平泳ぎを泳いでいるのを見た人が「観海流で泳いでいる」と言われました。
この平泳ぎの手の動きは「掻くのではなく、浮きをとることを主とする」と教えられました。
そのために「大きくお鏡餅を撫でるように」掻くと教わったものです。
初心の時にはそれでよいのですが、段々上達するにつれてそれだけではいけない事に気付きます。
どうしても浮きが充分に取れない瞬間が発生するからです。
子供の時はそれを意識しなくても、例えば遠泳などによって自然と手の掻き方が上手になります。
従って、指導者があまり意識しなくても、自然と手がうまく掻けるようになるものです。
ここで重要な事は「子供の時にはこう習った」という事を何時までも持っていてはいけないということです。
子供の時には指導者のレベルや習得者のレベルによって、最低の事しか教わりません。
受け取る側の準備も出来ていないと、間違って受け取られてしまいます。
浮きを常に取り続けられるように練習し、指導をする事が必要です。
扇足の平泳ぎでは腰から下を左右どちらかに捻るので、大きく開いた手を折りたたむ事になります。
引いた足を左右どちらかに開いて煽りを始めようとする時には、下半身が捻れるので自然と肘を曲げて腕を折りたたむ事になります。
カエル足の時は腰が肩と共に水面と平行なので左右に開いた手は大きく円を描いてもそれを遮る要素はありません。
そこに落とし穴があり、手を左右に開きすぎる事によってその後浮きがうまく取れなくなるのです。
○○○ 今日の一言 ○○○
初心忘るべからず-世阿弥