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日本泳法 ポップアップ
---水との対話---
【#43】技術編その15=抜き手について
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。
今までの経験による日本泳法の技術論をお話します。
これは経験によるもので流儀の主張に偏るものではありません。
従って流儀の約束事などとは違う事もあるかと思いますので悪しからず。
次の言葉を座右の銘として発信します。
■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■
◇ ◇ ◇
小池流の抜臂(抜き手)はカエル足ゆえの工夫があります。
カエル足で片方の手を抜くには腰から下が水面と平行で、上半身が左右どちらか前後に傾きます。
そこで、昔から「柳の枝がしなるように」手を抜き出すように教えられてきました。
肩閂の定理で、手のひらを水面と平行にして腕を抜き出しても、腕は思ったように水上に上がらないものです。
立った状態で腕を後ろに伸ばすと、ある位置以上に手が上にあがりません。
後ろに伸ばした腕の身体との角度に限界があるからです。
実際に水中で後ろに腕を伸ばす時は身体と腕の角度が少し違い、大きな角度を持ちません。
従って、柳の枝がしなるように肩から順に手先まで腕を抜き出すという表現があっていると思います。
肩を意識して水上に出し、次いで後ろに伸ばした腕を水上に出して行くと身体と水面の角度の変化もうまく保つ事が出来ます。
これが出来るようになると口が常に水上に保てるようになります。
抜き出した手先から水が2~3滴したたるのが良いとされていますが、これは例え話です。
後方に抜き出した腕が少しの時間保てるようにと言うことと、手先が肩よりも高くならないことを例えたものです。
現在、小池流では「抜手」と言わずに「抜臂」と称して、臂(ヒジ)と言う字を使っています。
先代が工夫され、この字を当てたようです。
理由を直接伺った事はないのですが、ヒジを抜くと言う表現はまさに小池流のヌキデにピッタリです。
○○○ 今日の一言 ○○○
生きる事は、続ける事。続けると生きてくる。
◇ ◇ ◇
【編集後記】
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
先師加藤石雄は常に「書くことは難しい、どのような事実が後から出てくるか分からない」と言っていました。
ましてオヨギの方法を書くというのはまさに畳の上の水練で、難しい事です。
読む人によって受け取り方が違います。
3月に開かれる水任流のブログがありました。こちらからどうぞ。
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