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日本泳法 ポップアップ
---水との対話---
【#34】技術編その10=手で浮きをうまく取る技法
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。
今までの経験による日本泳法の技術論をお話します。
これは経験によるもので流儀の主張に偏るものではありません。
従って流儀の約束事などとは違う事もあるかと思いますので悪しからず。
次の言葉を座右の銘として発信します。
■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■
◇ ◇ ◇
平泳ぎを主とする平体のオヨギでよく見かけるのは手の浮きが十分に取れていない事です。
前方から両手で水を左右に大きく掻き抑えてくる動作はよく練習されているので、あまり問題はありません。
その掻き方が十分になると、顔を水上に出して泳ぐ事が可能になります。
しかし、私がいつも注目しているのは左右に掻いた手を身体の中心に持って行き、前に突き伸ばす動作の時です。
両外から中央に手が動く時に一瞬顔が沈みます。
これは、左右の手が外から中央に動く時に水を抑えられていないからです。
つまり、浮きが取れない状況が出来てしまっているのです。
かなり泳げる人でも、その部分で浮きが取れなくなり、一瞬沈む人が多いです。
競泳とは違い日本泳法では顔を水上に常に出して泳ぎますから、浮きが取れなくなると一瞬でも沈む事があります。
常に浮きが取れるように練習する方法は小池流の「手泅」(伝馬、前鴨、スカーリング)を練習します。
手泅の姿勢で前進(足の方向へ)します。手で水を外側に掻いて前進するだけではなく、外から内に動かした時にも前進することが大切です。
この外から内に動かす手の動きが平泳ぎの外から中心に動く手の動作と共通しています。
従って、手泅の前進を練習し、熟達すると平泳ぎで一瞬沈む事がなくなります。
手泅については以下の「小池流 ー 手泅門」ウェブページを参照してください。
http://www.koikeryu.com/kihonfr.html
○○○ 今日の一言 ○○○
人生まれて学ばざれば、生まれざると同じ(二宮尊徳)
◇ ◇ ◇
【編集後記】
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
先師加藤石雄は常に「書くことは難しい、どのような事実が後から出てくるか分からない」と言っていました。
ましてオヨギの方法を書くというのはまさに畳の上の水練で、難しい事です。
読む人によって受け取り方が違います。
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