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日本泳法ポップアップ ~水との対話~
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Posted by webmaster on 2010/8/31 9:00:00 (43 reads)

●○◎──────────────────────────
   日本泳法 ポップアップ
   ---水との対話---
【#50】技術編その17=力む(リキム)ということ
──────────────────────────◎○●

日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。

熱い競演の日本泳法大会が暑い会場で終わりました。
大会でお会いした多くの見知らぬ人達からエールを頂きました。
顔と名前と一致しなくてごめんなさい。そして
ありがとうございます。
これからも微力ながら発信を続けたいと思います。

次の言葉を座右の銘として発信します。

■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■

  ◇ ◇ ◇

初心者にオヨギを教えると、型は出来ているのにもう一つ進まないというような事はありませんか。
あなた自身も足を力強く蹴っているのに、思ったほど進まない。
とか
手を一生懸命掻いているのに、有効に推進力が得られていない。
などという経験はありませんか?

手足の動作が有効に水を動かせていないようです。

自分の身体の進み具合に応じた手足の使い方が必要で、よく空回りと言うような表現をすることがあります。
足の蹴りは強力でそれに身体と手がついて行かないと、力んでいるという事になります。

私の尊敬する宮畑虎彦先生(水府流太田派第五代家元)の遺稿集「私の泳ぎ」中に同じようなことについての指摘があります。
身体の進み具合に手を合わせることをインピーダンス・マッチング(出力抵抗と入力抵抗の整合性)と称して、解説されています。

「インピーダンス・マッチングについては、外国の水泳書でも見たことがない。日本は古くから水泳が発達していたから、
”もしや”と思って日本水泳連盟発行の『日本水泳史料集成』(昭和12年発行)を1ページずつめくって探していたら、それがあった」
とのこと。

以下、武田泰信著「練水要訣」(明治11年7月活刷)巻の中からの引用です。

水勢起術
水質は和らかにしてつがいめなし
是を以て人の気勢よりして又水勢起きるものなり
試みに杖を以て水を掻き切りて見るべし
弱く当れば更に手ごたえもなし
強く当ればただシュシュと声してこれまた手ごたえなし
弱からず強からずその中間を当るときは水勢起こりてブルルルと杖に手ごたえするなり
その場合を察して水を游泳するに
手にて水を掻き足にて水を踏拍合すにも皆この規に逃るる事なかれ
是則水術にいたる修行の根元なり

手や足を使う時には最初ゆっくりと身体の進行に合わせて徐々に速度を上げていきます。
熟練すると頭で考えなくてもこの動作が自然に出来るようになります。

これができている人のオヨギは手足の動作が有効に安定して水を押しているように見えます。
そこでは力んでいるという動作からは開放されているようです。

○○○ 今日の一言 ○○○

身は舟よ 手足はろかい 梶とりて こころは水に うかぶ海はら(能島流 多田善左衛門源義勝)


Posted by webmaster on 2010/7/27 9:00:00 (147 reads)

●○◎──────────────────────────
   日本泳法 ポップアップ
   ---水との対話---
【#49】畳の上の水練
──────────────────────────◎○●

日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。

いよいよ出ました。いつも編集後記に書いている畳の上の水練です。
昔から無駄な事の例えに使われたりしていました。あなたは畳の上の水練を信じますか?

次の言葉を座右の銘として発信します。

■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■

  ◇ ◇ ◇

最近野球のイチロー選手が次のような話をしていたという事を聞きました。
高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。
その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。
これが誰よりもやった練習であった。

これを聞いて、私も若い時に同じような経験をしたことを思い出しました。

皆さんは原正一と言う先生をご存知でしょうか?
神伝流と太田派の名手です。
例えば昭和6年の明治神宮体育大会の資料に「神伝流三段伸」「太田派平伸」でエントリーされています。
よく陥る間違いですが、資料に載っているだけで実際泳いだかどうかは分かりません。

私は昭和37年の日本泳法大会で先代加藤石雄から原正一先生を紹介されました。
当時、泳法競技審判員をされていたのですが、先代からは日本一のオヨギ手だと紹介されました。

原正一先生は毎日畳の上で扇足の練習をされているとのことで、その方法について教えを受けました。
畳の目地に沿って横になり、扇足の練習をします。
人間の身体はよく出来たもので、肘をつくと上体のそり(船底)が出来ます。
煽り終わった足先が肩の高さと同じ位置に行くようにします。

これを毎日やっておられるという事でした。
私にも出来るでしょうか?
と聞くと、
若いからすぐに出来るようになりますよ。
と言われました。

そこで毎日寝る前の5分間この練習を続けました。
約2年間一番練習をしたのがこの頃でした。

原正一先生独創の横泳ぎの手足の総合体操と言うものがあります。
これも、横泳ぎの動作を左右練習するには最適なもので、四肢が全て動くというところがミソです。

私達のカエル足平泳ぎでも手足の総合運動をする体操があります。
これは顔を水上に上げるために手が先行する動作を知るために必要だと思っています。

更に抜臂の練習をするための抜臂体操があります。
これを繰り返す事で抜臂の手足のタイミングを覚える事が出来ます。
抜臂を初めて習う人には必ず毎日5分練習をするように言います。
抜臂の前段階として差手游がありますが、陸上の練習によって効果がより大きく上がります。

昭和39年に東京に住んだとき一番に連絡を取ったのが原正一先生でした。
しかし、亡くなったとの返事が来ました。
後年排気ガスの鉛公害で有名になった牛込柳町の「生沼」という下宿屋(当時はそのように呼んでいました)に確認に行き、下宿屋のご主人とお話をさせて頂きました。

先代加藤石雄はカエル足の練習も空中に足を蹴りだす練習が出来ないか?
と言っていましたが、残念ながら未だにそれは出来ていません。

しかし、立ち泳ぎの足は机の角に腰掛けて出来るように工夫しました。
机に腰を掛けるとは我々日本人には許せない習慣なので、他人には勧めたことがありませんが。

何かに打ち込める時があるのは良いものですね。

○○○ 今日の一言 ○○○

「物事を成すには、時期を見誤るな」坂本龍馬


Posted by webmaster on 2010/6/12 9:01:00 (180 reads)

●○◎──────────────────────────
   日本泳法 ポップアップ
   ---水との対話---
【#48】発想の転換
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。

新しく発想を変えたらどうなるかと言うオヨギの話です。

次の言葉を座右の銘として発信します。

■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■

  ◇ ◇ ◇

先週の日曜日に高松城のお堀で泳ぐ会(初代藩主松平頼重公追悼游泳会)がありました。

私達の小池流と神伝流、水府流の皆様が参加されました。

高松城のお堀は海水が入っています。今年も非常にきれいな水で水温も暖かく、楽しく気持ちよく泳ぐ事ができました。
皆様のオヨギを拝見していますと、日頃真水で練習されている方々は海水で浮きすぎて苦労をされていたように思いました。

身体のバランスを取るには私が主張している肩を中心とした振り子をうまく使えばよいのですが。
横体でも船底をうまく作って、肩を中心にした振り子を作れば扇足が水上に出ることはありません。

さすがに、水任流の方々は慣れた様子で泳がれました。

このように身体の浮き方が違うと言う事で、川のオヨギである水府流が高松の海で変化したことは納得が行くと言うものです。

小池流では海のオヨギを主に川での変化も永い歴史の中で取り入れています。
特に平游での足使いは水面との角度が大きく、波があっても充分な推進力を得られるようにしています。
実際、現在主流の競泳用ブレストの足使いを海で行った時に蹴った足が水上に出てうまく泳げなかった経験があります。

横泳ぎの受け足についても波があると足先が水上に出てしまいます。
これを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?
ズバリ、身体の向きを左右逆にすればよいのです。これは自らの経験から言えることです。

水任流で使っている足使いは「逆扇」と呼ばれていますが、それは水府流、神伝流などの扇足の使い方と違うからです。
逆扇とは水面に近い方の足が受け足で煽るための足です。
この足で煽ると足先は水中に下がるので、どんなに乱暴に煽っても足先が水上に出ることはありません。

水戸から高松に来た人達は海水で身体が浮きすぎて戸惑ったでしょうし、本来の横泳ぎをするのに困ったのではないかと思います。
水戸にも逆扇の技術はあったようです。水府流で「天馬」といわれる泳ぎ方は逆・順の煽りを繰り返して使っているようです。

水任流の平泳も別名漂い泳ぎと言うように、水の浮力を最大限に利用して泳ぎ、水面との角度も大きいものになっています。
その中から肘抜手泳や棒抜手泳といった水戸には無い泳ぎ方が生まれたのではないでしょうか?

武士の歩き方のナンバと言う考え方は大小の刀を差した武士であるから、和服を着ているから必要な歩き方でした。
ナンバの歩き方を使ったような肘抜手泳や棒抜手泳の名称は高松藩初代松平頼重公が移封された時に随伴した今泉八郎左衛門盛行が藩主に奉呈したと言われる十二ヶ条に見られます。
明治になって星野平次郎が書いた水任流游泳録(写本)には江戸深川水泳所で重要視された上様抜手泳は肘抜手泳と同じだと書かれています。

水戸の水府流には同じようなオヨギが無いと思われますので、どこかで独創的なものが入ったのでしょう。

これらのナンバオヨギにも通じる逆扇足は真に環境によって変化したものだと思います。

○○○ 今日の一言 ○○○

全ての達成の始まりは願望である。弱い願望は弱い結果をもたらす。(ナポレオンヒル)


Posted by webmaster on 2010/6/12 9:00:00 (149 reads)

●○◎──────────────────────────
   日本泳法 ポップアップ
   ---水との対話---
【#47】オヨギは進化する
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。

今日は新しく進化したオヨギの話です。

次の言葉を座右の銘として発信します。

■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■

  ◇ ◇ ◇

先週の日曜日にいつもお世話になっているHスイミングの競技会がありました。

その中で日本泳法を見せて欲しいとのご要望がありました。

私達日ごろ練習をしている者達が、そのままの姿を見ていただき理解をしていただく事は大変有意義な事だと思いました。

そこで、小学生から大人まで、ありのままの姿をそのまま泳いで見せました。

その中で、Oさんが「巴」と言うオヨギを披露してくれました。
観覧者から大変大きな拍手を頂きました。

元々男性が考えた技であり、手オヨギ(伝馬)で両足に扇をはさんで開き、片手に傘を持って片手だけで泳ぎます。
その時の手の位置は両足の真ん中で浮きを取るように動かします。

それを女性のYさんが女性らしく泳ぐために工夫をして、両足を閉じて手をお尻の下で動かす事を考えました。
まさに女性ならではの発想でした。
しかし、実際にやってみると身体のバランスを取ることが大変むづかしいのです。

それだけではありません。
元々足を開いていた時は左右に旋回することしかできなかったのです。
しかし、足を閉じたことによって片手だけを使って転体することが可能となりました。
今はOさんしか出来ませんが、若い人達がそれを学んで欲しいと思っています。

手オヨギは流儀によっては端技と言って余り重要視していないところもありますが、小池流では大変重要な位置付けをしています。
簡単に色々と目先を変えて新しいオヨギが出来たといわれている例も過去に見てきました。
特に端技と言われるものについては簡単に変化を認められることが多いようです。
今回は元の「巴」から進化した新しいオヨギが誕生したと言っても良いのではないかと思います。

先師加藤石雄は「自分で作ったオヨギは自分で名前をつける権利がある」と言うことを言われたことがあります。
「巴」の変化も新しい技として確立しても良いように思います。

○○○ 今日の一言 ○○○

足は技を鍛え。手は技を練る


Posted by webmaster on 2010/5/6 9:00:00 (210 reads)

●○◎──────────────────────────
   日本泳法 ポップアップ
   ---水との対話---
【#46】片抜手の話
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。

今までの経験による日本泳法の技術論をお話します。
これは経験によるもので流儀の主張に偏るものではありません。
従って流儀の約束事などとは違う事もあるかと思いますので悪しからず。
次の言葉を座右の銘として発信します。

■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■

  ◇ ◇ ◇

皆さんは片抜手や片抜手一重伸のような横体抜き手系のオヨギについて、抜き出した手をどのように収めたらよいか、迷った事はありませんか?

昨日5月5日は横浜での教室があり、日帰りで行ってきました。

今回、参加者のお一人から貴重なお話が出ました。

水府流太田派の高橋静先生(都立第六高女出身)は片抜手一重伸の抜き出した手の使い方を細かく指導されていたと言う事です。

即ち

1.片抜手一重伸の抜いた手を前方頭上に運ぶ時、先ず手先を前に持って行き、次いで肘を前に動かす。

2.肘の角度は鋭角になったままではなく肘を伸ばしながら頭の方へ運ぶ。

3.肘と手先は水面と平行になるようにして頭の方に動かす。

と言うことです。

ギョギョ~

それは私の手の動かし方と同じではないですか!!

思うに私は誰からも手の動作について指導を受けたことがありません。
そのことに気付きました。

たぶん天理時代に日本泳法大会で選手のオヨギを見て自分なりに格好よさを求めた結果同じような動作をしていました。

5月5日といえば高橋静先生の命日でした。

今までこの手の動かし方については誰からも言葉で聞いた事はなかったのですが、高橋静先生の命日にこのようなことを聞くとは。
何と言うめぐり合わせでしょうか?

水府流太田派第六代の宮畑虎彦先生の前で何度も片抜手一重伸を泳ぎましたが、抜いた手については良いとも悪いとも評価を頂いた事はありませんでした。

元々、競争に使う掻き手としての使い方が主であった様ですが、そうとばかりは限りません。
一人静かに泳ぐ時には荒々しさも消えている事でしょう。
そして、抜いた手をどのように収めれば良いのか、悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

○○○ 今日の一言 ○○○

あなたが考えることこそ、夢を叶える一番よいことです。(プリンセス天功)



Posted by webmaster on 2010/4/18 9:00:00 (245 reads)

●○◎──────────────────────────
   日本泳法 ポップアップ
   ---水との対話---
【#45】技術編その16=平泳ぎの基本
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。

今までの経験による日本泳法の技術論をお話します。
これは経験によるもので流儀の主張に偏るものではありません。
従って流儀の約束事などとは違う事もあるかと思いますので悪しからず。
次の言葉を座右の銘として発信します。

■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■

  ◇ ◇ ◇

カエル足の平泳ぎは現在能島・観海・小池流で基本として用いられています。
この平泳ぎは長時間を泳ぐのに適しています。
従って戦前日本海軍でもこのカエル足平泳ぎが採用され、観海流や能島流から指導に出向かれたようです。
私の子供の時はカエル足平泳ぎを泳いでいるのを見た人が「観海流で泳いでいる」と言われました。

この平泳ぎの手の動きは「掻くのではなく、浮きをとることを主とする」と教えられました。
そのために「大きくお鏡餅を撫でるように」掻くと教わったものです。
初心の時にはそれでよいのですが、段々上達するにつれてそれだけではいけない事に気付きます。
どうしても浮きが充分に取れない瞬間が発生するからです。

子供の時はそれを意識しなくても、例えば遠泳などによって自然と手の掻き方が上手になります。
従って、指導者があまり意識しなくても、自然と手がうまく掻けるようになるものです。

ここで重要な事は「子供の時にはこう習った」という事を何時までも持っていてはいけないということです。
子供の時には指導者のレベルや習得者のレベルによって、最低の事しか教わりません。
受け取る側の準備も出来ていないと、間違って受け取られてしまいます。

浮きを常に取り続けられるように練習し、指導をする事が必要です。

扇足の平泳ぎでは腰から下を左右どちらかに捻るので、大きく開いた手を折りたたむ事になります。
引いた足を左右どちらかに開いて煽りを始めようとする時には、下半身が捻れるので自然と肘を曲げて腕を折りたたむ事になります。

カエル足の時は腰が肩と共に水面と平行なので左右に開いた手は大きく円を描いてもそれを遮る要素はありません。
そこに落とし穴があり、手を左右に開きすぎる事によってその後浮きがうまく取れなくなるのです。


○○○ 今日の一言 ○○○

初心忘るべからず-世阿弥



Posted by webmaster on 2010/2/23 9:00:00 (191 reads)

●○◎──────────────────────────
   日本泳法 ポップアップ
   ---水との対話---
【#44】柔道の話
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。
今回はいつもと一寸違ったお話ですが、とても心に響くものだったのでお伝えします。

  ◇ ◇ ◇

今やバンクーバオリンピック一色ですね。

先日、柔道の山下泰裕さんと久しぶりにお会いする機会がありました。
例年12月に忘年会を私的に行なっていたのですが、今年は年明けになってしまいました。

伊勢海老を初めとする魚介類に舌鼓を打ちながら、杯を酌み交わし大いに盛り上がりました。
山下さんはいつもの調子で色々なお話をして下さいます。

話はいつの間にかシドニーオリンピックの篠原信一選手の話になりました。

なぜ「内股すかし」が審判に受け入れられなかったのか?
なぜ彼は「自分が弱いから負けた」といって、弁解や恨みごとを言わなかったのか?

私がずっと疑問に思っていたことです。

♪♪---------------------------------------------------

Webを探すと丁度その時の記事が出てきましたので、紹介します。

------------------------------------------------------------------------
◆疑惑の金メダル(2000年シドニーオリンピック柔道男子100Kg超級決勝戦)◆
------------------------------------------------------------------------
http://www.h5.dion.ne.jp/~morry/judo/index.html

2000年シドニーオリンピック柔道男子100Kg超級決勝戦は日本の篠原信一選手とフランスのダビド・ドゥイエ選手の間で争われることになった。
しかし,試合結果は不可解な判定(後述)のためにデュイエの優勢勝ちとなってしまった。
この判定についてどう思われるでしょうか?
ここでは公平な立場からあの時何が起こったのか,そして試合後のドゥイエやフランス・マスコミの対応を知ることのできるWebをご紹介します。
この試合では次の2つの大きな疑問点があります。
1.ドゥイエの執拗な反則行為(片襟)をなぜ審判はドゥイエのポイントが優勢になるまで見逃したのか?
2.篠原選手の内股すかしの一本を取らず,逆にドゥイエの有効とした疑惑の判定。
しかもこのときのドゥイエは篠原選手の帯を掴んで振り回したあとに投げようとしている。
これは明らかな反則行為だっ!

♪♪---------------------------------------------------

この時、山下さんは国際柔道連盟の理事の立場にあり、自分の立場上裁判を起すわけにはいかなかったようです。
只、日本柔道連盟などから訴訟があった場合は影から応援をするつもりであったとのこと。

問題の「内股すかし」は古くからあった技ではなく、あの時点で三人くらいしか出来る人はいなかったそうです。

審判の一人、副審は篠原選手の身体が影になっていて、何があったのか良く分からなかったということ。
もう一人の副審は篠原選手の動きを見ていたので、篠原選手が相手の技を封じたことは分かっていた。
主審はフランスのドゥイエ選手が技を掛け始めたので、倒されるはずの篠原選手の方ばかりを見ていて全体が見えなかった。

もう一つ悪い事に、ドゥイエ選手が篠原選手の後ろ帯を離さなかったので、体勢が崩れてしまい、篠原選手も倒れてしまった。

次に審判の判定についてのWebがあります。

---------------------------------
◆3人の審判の動きに関する考察◆
---------------------------------
http://www.h5.dion.ne.jp/~morry/judo/opinion003.html

♪♪---------------------------------------------------

この後、まだ残り時間があったのに、篠原選手がなんら有効な技を出せなかったので「自分が弱いから負けた」との発言になったようです。
つまり、「内股すかし」を掛けた後自分の体勢が崩れたことと、残り時間があったのに勝てなかったことが「自分が弱いから云々」の言葉になったようです。
これを聞いたある霊能者が「神様はプラチナメダルを篠原選手に差し上げた」と言われたそうです。

二人の技による体勢の崩れなど、更に次のWebを参考にして下さい。

-----------------------------------------------
◆その時何が起こっていたのか?私はこう考える◆
-----------------------------------------------
http://www.h5.dion.ne.jp/~morry/judo/analysis.html

♪♪---------------------------------------------------

この一件で、失ったものも大きかったかもしれないが、改善されたものもあったようです。

即ち
柔道のジャッジにビデオによる判定が加えられた。
また直接は関係ないかもしてないが、諸手狩りなどの本来の柔道とは違った、相手と組まない技を禁止する動きが出てきた。
本来の柔道をやらないと、将来がなくなる恐れがあるとの危惧が国際柔道連盟に生まれたようだ。

お話の趣旨は以上のようなことでした。

山下泰裕さんの最新刊をご紹介します。
「いつも感謝している事から幸運が生まれた」と述べています。
日経BP社発行の月刊誌「日経ベンチャー」連載したコラムを再編した「指導者の器」です。

一般の人は勿論日本泳法指導者にも大変参考になる内容です。

アマゾンでも購入する事が出来ます。こちらからご協力下さい。
http://astore.amazon.co.jp/cosmowave-22


○○○ 今日の一言 ○○○

陰徳を積めば陽徳が返る

  ◇ ◇ ◇








Posted by webmaster on 2010/2/14 9:00:00 (259 reads)

●○◎──────────────────────────
   日本泳法 ポップアップ
   ---水との対話---
【#43】技術編その15=抜き手について
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。

今までの経験による日本泳法の技術論をお話します。
これは経験によるもので流儀の主張に偏るものではありません。
従って流儀の約束事などとは違う事もあるかと思いますので悪しからず。
次の言葉を座右の銘として発信します。

■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■

  ◇ ◇ ◇

小池流の抜臂(抜き手)はカエル足ゆえの工夫があります。
カエル足で片方の手を抜くには腰から下が水面と平行で、上半身が左右どちらか前後に傾きます。

そこで、昔から「柳の枝がしなるように」手を抜き出すように教えられてきました。

肩閂の定理で、手のひらを水面と平行にして腕を抜き出しても、腕は思ったように水上に上がらないものです。

立った状態で腕を後ろに伸ばすと、ある位置以上に手が上にあがりません。
後ろに伸ばした腕の身体との角度に限界があるからです。

実際に水中で後ろに腕を伸ばす時は身体と腕の角度が少し違い、大きな角度を持ちません。
従って、柳の枝がしなるように肩から順に手先まで腕を抜き出すという表現があっていると思います。
肩を意識して水上に出し、次いで後ろに伸ばした腕を水上に出して行くと身体と水面の角度の変化もうまく保つ事が出来ます。

これが出来るようになると口が常に水上に保てるようになります。

抜き出した手先から水が2~3滴したたるのが良いとされていますが、これは例え話です。
後方に抜き出した腕が少しの時間保てるようにと言うことと、手先が肩よりも高くならないことを例えたものです。

現在、小池流では「抜手」と言わずに「抜臂」と称して、臂(ヒジ)と言う字を使っています。
先代が工夫され、この字を当てたようです。
理由を直接伺った事はないのですが、ヒジを抜くと言う表現はまさに小池流のヌキデにピッタリです。

○○○ 今日の一言 ○○○

生きる事は、続ける事。続けると生きてくる。

  ◇ ◇ ◇

【編集後記】
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
先師加藤石雄は常に「書くことは難しい、どのような事実が後から出てくるか分からない」と言っていました。
ましてオヨギの方法を書くというのはまさに畳の上の水練で、難しい事です。
読む人によって受け取り方が違います。

3月に開かれる水任流のブログがありました。こちらからどうぞ。
http://tamamo.blog.ocn.ne.jp/hibi/2010/02/59_793e.html

このメルマガを読まれた皆様の率直な感想をお待ちしています。
感想は以下のWebで「管理者へコンタクト」からお願いします。
http://www.popup-swim.net
また会員様向けのフォーラムをこのWeb上に設けましたので、そちらへの投稿も歓迎します。


Posted by webmaster on 2010/1/9 9:00:00 (252 reads)

●○◎──────────────────────────
   日本泳法 ポップアップ
   ---水との対話---
【#42】日本泳法の情報
──────────────────────────◎○●

日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。
ミニまぐとまぐまぐが合体したので携帯からアクセスしていただいている方にはご迷惑をおかけしています。
携帯からの登録、削除はPCアドレスから入って「日本泳法ポップアップ」を探していただかなければなりません。

日本泳法の最新の情報をお知らせします。

  ◇ ◇ ◇

●第59回 日本泳法研究会開催のお知らせ。
下記の日本水泳連盟日本泳法委員会のサイトからご覧いただけます。 

http://www.swim.or.jp/11_committee/16_jpn-swim/0912251.html

●25歳以上のビジネスマンを応援&サポートする『R25』が日本泳法を解説しています。

http://r25.yahoo.co.jp/keyword/detail/?kw=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B3%B3%E6%B3%95

  ◇ ◇ ◇





Posted by webmaster on 2009/11/19 9:00:00 (551 reads)

●○◎──────────────────────────
   日本泳法 ポップアップ
   ---水との対話---
【#41】技術編その14=扇足の練習技法
──────────────────────────◎○●

日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。

今までの経験による日本泳法の技術論をお話します。
これは経験によるもので流儀の主張に偏るものではありません。
従って流儀の約束事などとは違う事もあるかと思いますので悪しからず。
次の言葉を座右の銘として発信します。

■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■

  ◇ ◇ ◇

横泳ぎが基本の流儀では扇足を基本足として使っています。
人間は足の形が左右違い、動かし方も違います。
足首の力は通常抜け易いので、足の裏で水を掴む事は意識しなければ難しいようです。
その為か水中で足を蹴り伸ばす時、両足もしくは片足の足首が自然に伸びる事が多いようです。
現存の12流派でもカエル足のみを使っているのは、紀州系の能島・小池・観海流だけです。
やはり自然は扇足なのでしょうか。
自然であっても扇足を練習する時に軸がぶれることが多いようです。
カエル足は左右対称を旨とし、軸がぶれる事はないのですが、扇足は左右の足使いが違うので軸がぶれやすいのです。
当流では踵を付けて足を引いてきます。一つの理由として軸をぶれないようにする為と思われます。
扇足で足を開いた時にいわゆる腰が曲がった形になり易く、足を挟んだ時に上体の方向と違ったところに足が行ってしまっている。
このような経験が皆さんおありなのではないかと思います。
足を開いた時に煽るほうの足膝の位置が上体と真っ直ぐになっていれば、足を挟んだ時に腰は曲がりません。
しかしそこに注意しても、上体がふらふらする事があります。
これは、通常の方法では直す事ができません。何故上体がふらふらするか原因が分からない事が多いのです。
つまり、軸がぶれるのです。
通常は軸がぶれても手の動きで進行方向を調整しているようです。余分なエネルギーですね。
その軸をぶれないようにするには、左右の扇足を練習すれば良いのです。
スカーリングをしながら、自分の足を見て、煽る方の足膝の位置に注意しながら右、左と扇足を使い練習します。
ここで自分の足を見ることがポイント。
猫の定理の応用で、自分の目で見ているものは緊張して整うように動くという事です。

○○○ 今日の一言 ○○○

教える事から学ぶ

  ◇ ◇ ◇


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