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日本泳法 ポップアップ
---水との対話---
【#50】技術編その17=力む(リキム)ということ
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日本泳法ポップアップの仕掛け人、小里文生(こざとふみお)です。
熱い競演の日本泳法大会が暑い会場で終わりました。
大会でお会いした多くの見知らぬ人達からエールを頂きました。
顔と名前と一致しなくてごめんなさい。そして
ありがとうございます。
これからも微力ながら発信を続けたいと思います。
次の言葉を座右の銘として発信します。
■ 体験してはじめて身につくんだなあ(相田みつを)■
◇ ◇ ◇
初心者にオヨギを教えると、型は出来ているのにもう一つ進まないというような事はありませんか。
あなた自身も足を力強く蹴っているのに、思ったほど進まない。
とか
手を一生懸命掻いているのに、有効に推進力が得られていない。
などという経験はありませんか?
手足の動作が有効に水を動かせていないようです。
自分の身体の進み具合に応じた手足の使い方が必要で、よく空回りと言うような表現をすることがあります。
足の蹴りは強力でそれに身体と手がついて行かないと、力んでいるという事になります。
私の尊敬する宮畑虎彦先生(水府流太田派第五代家元)の遺稿集「私の泳ぎ」中に同じようなことについての指摘があります。
身体の進み具合に手を合わせることをインピーダンス・マッチング(出力抵抗と入力抵抗の整合性)と称して、解説されています。
「インピーダンス・マッチングについては、外国の水泳書でも見たことがない。日本は古くから水泳が発達していたから、
”もしや”と思って日本水泳連盟発行の『日本水泳史料集成』(昭和12年発行)を1ページずつめくって探していたら、それがあった」
とのこと。
以下、武田泰信著「練水要訣」(明治11年7月活刷)巻の中からの引用です。
水勢起術
水質は和らかにしてつがいめなし
是を以て人の気勢よりして又水勢起きるものなり
試みに杖を以て水を掻き切りて見るべし
弱く当れば更に手ごたえもなし
強く当ればただシュシュと声してこれまた手ごたえなし
弱からず強からずその中間を当るときは水勢起こりてブルルルと杖に手ごたえするなり
その場合を察して水を游泳するに
手にて水を掻き足にて水を踏拍合すにも皆この規に逃るる事なかれ
是則水術にいたる修行の根元なり
手や足を使う時には最初ゆっくりと身体の進行に合わせて徐々に速度を上げていきます。
熟練すると頭で考えなくてもこの動作が自然に出来るようになります。
これができている人のオヨギは手足の動作が有効に安定して水を押しているように見えます。
そこでは力んでいるという動作からは開放されているようです。
○○○ 今日の一言 ○○○
身は舟よ 手足はろかい 梶とりて こころは水に うかぶ海はら(能島流 多田善左衛門源義勝)